『One Tree Hill』~喪失を受け入れる5段階のプロセス~
2010年 04月 01日
Season 3, Episode 17
“Who Will Survive, and What Will Be Left of Them”
邦/「喪失の苦しみ」
タイトルは Murder By Death の同名アルバムより
アメリカでのオンエア 2006/03/29
日本でのオンエア 2010/01/09
前回のSeason 3, Episode 16“With Tired Eyes, Tired Minds, Tired Souls, We Slept”邦/「悲しき凶気」 より続きです。
今回はオープニングタイトルナシのいきなり本編です。
前回ラストからの続きでキースおじさんのお葬式で始まります。暗い暗~いじはじまり。
しかし、犯人のお兄ちゃんダンは平然と葬式に参列してるけど、、コレって何回も言うけど青春ドラマだよね?
ほんと火サス並みのドロ沼ドラマみたいだけど、ちゃんとS4ラストでカタはつきますのでご安心。
Tree Hill - 317 Promo
このエピではルーカス君がキューブラーの有名な『喪失の悲しみ』のプロセスを辿り、死の悲しみから立ち直ってく様が描かれます。
【5 stages of grief : 悲嘆の5段階説】
1969年に精神科医キューブラー=ロス/Elsabeth Kubler-Ross(1926-2004)が説いた5段階の死の受容のプロセス
『On Death and Dying/死ぬ瞬間』 (文庫)中公文庫
死とその過程について 2001年1月25日発行
悲しい事態になったときに人間がたどる心理段階の分類
特に自分が死ぬことが判明した時に、どのような段階で心的状態が変化するかを分類している
Denial ⇒ Anger ⇒ Bargaining ⇒ Depression ⇒ Acceptanceこのドラマでは“Bargaining/取引”の変わりに“Fear/恐れ”となってます
否定 ⇒ 怒り ⇒ 取引 ⇒ 抑うつ ⇒ 容認・受容
Denial ⇒ Anger ⇒ (Fear) ⇒ Depression ⇒ Acceptance
否定 ⇒ 怒り ⇒ (恐れ) ⇒ 抑うつ ⇒ 容認・受容
1 否認 (Denial)
:自分が死ぬということは嘘ではないのかと疑う段階
「こんなことが起こるはずがない!」
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2 怒り (Anger)
:なぜ自分が死ななければならないのかという怒りを周囲に向ける段階
「なぜ私が?なんで私だけ?!ずるい!公平じゃない!」
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3 取引 (Bargaining)
:なんとか死なずにすむように取引をしようと試みる段階 何かにすがろうという心理状態
「せめてあと○○年は行きたい。○○はしておきたい。」
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4 抑うつ (Depression)
:なにもできなくなる段階
「悲しい。何もしたくない。もうどうでもいい」
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
5 受容 (Acceptance)
:最終的に自分が死に行くことを受け入れる段階
「覚悟ができた。もう大丈夫」
キースおじさんが死んだという事実を受け入れたくないというもがきから怒り、抵抗し、喪失感から何事にも無気力になり、悲しみから徐々に立ち直り、前を向いて生きる事を学んでいくルーカス君。
最後に校内に銃を持ち込んで立てこもり自殺したジミーのお葬式に、喪服で仲間と1台の車で葬儀に向かうシーンがステキ。
しっかし、タイムカプセル掘り起こしたのはレイチェルだったか・・・・・
余談(実生活ではSupernatural/スーパーナチュラルのディーンお兄ちゃんのフィアンセですね)
Super! drama TV | One Tree Hill
日本でSeason3放送中
Official site of the CW : One Tree Hill
アメリカでseason7放送中
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