東野圭吾 ~ 最新作はミステリーでなくラブストーリー!
2007年 08月 30日
『夜明けの街で』/東野圭吾
大衆評価としては、結構賛否両論有り
ベタベタの東野ミステリーワールドからちょっと外れた、恋愛物?!
ハラハラ・ドキドキ~ないつもの作品を期待してると、ちょい裏切られた感あります。
逆に私はこのなんか凡庸な状況・展開にリアルさを感じ、共感できました。
東野先生、男性なので、男性観点からとらえた不倫や対人関係の描写だなぁと・・・
“不倫をするヤツなんて馬鹿だと思ってた。
ところが僕は、その台詞を自分に対して発しなければならなくなる。
ただし、その言葉の後に、こう続ける。
でも、どうしようもない時もある-”
-この台詞、ついこないだちょうど同じような事を既婚男性から聞いたところだったんです!
“結婚したからといって、この先奥さん以外に好きな人が出来ないという確証はどこにもない。
それは、誰にも、自分にさえもわからない-”
確かに、結婚した人が人生最後の恋人になるなんて保証はどこにもないワケですからね。。
う~ん。。 色々考えさせられました。